先日、マクミラン・リーダーズのSF短編小説を読みましたが、総単語数1万ワード程度の語彙制限本なので、あまり面白い本とは言えませんでした。そこで今回は、Katherine Applegate著のThe Invasionを読みました。これはAnimorphsシリーズの第1巻です。小学4年生ぐらいの英語ネイティブを対象にした本なので、ツッコミどころはありますが読んでまぁまぁ楽しめました♪
主人公はJake, Marco, Tobias, Rachel, Cassieという十代の仲良し5人組です。ある日、5人が帰宅途中に工事現場跡を通った時、瀕死のPrince Elfangor-Sirinial-ShamtulというAndalite人に出会います。そして、現在地球がYeerksという異星人によって侵略されていることを知ります。Yeerksは人間の耳から侵入して人の思考をコントロールする寄生動物なのです。 Prince Elfangorは地球を異星人Yeerksから守るため、5人に変身能力を授けましたが、その直後にYeerksの指導者Visser Threeに殺害されます。こうして、5人は手に触れた動物からDNAを取得してその動物に変身できるになり、Yeerksの地球侵略に対抗するようになったのです。 宇宙人と戦うために変身能力を身につけたといっても、Jake, Marco, Tobias, Rachel, Cassieが変身した動物はそれぞれ虎、ゴリラ、鷹、象、馬です。その程度のパワーアップで異星人に対抗できるのですか(苦笑)? 宇宙船に乗って地球までやって来るような知的生物なら、銃火器ぐらい持っているはずでしょう。 <ツッコミどころ> 1. 他の生物のDNAを取得しても、すぐ変身できないでしょう。毛が伸びるにも時間がかかります。さらに、変身してから人間に戻るにも時間がかかるはずです。 2. 質量保存の法則を無視しています。小さな子供が全長3メートルの虎にはなれませんよ。 3. 急に体が巨大化したら、着ていた服はどうなるの? このような矛盾点はさておき、結構人気がある本らしく、全シリーズで54冊も出版されており、テレビ化もされているそうです。Science FictionというよりはScience Fantasyかなー。英文の難易度は英検準1級レベルだと思います。 Word Count: 33205 Lexile Level: 520L ATOS Book Level: 3.7
by PhotoEng
| 2020-11-18 14:20
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