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Star Trek V: The Final Frontier

宗教がらみのブログ記事が続きましたが、ここでブログタイトルに関連したStar Trekの話をしましょう。「Star Trek V: The Final Frontier」をDVDで視聴しました。邦題は「スタートレック5 新たなる未知へ」です。

本作品では、Spockの異母兄弟Sybokが、中立地帯Nimbus IIIで地球、ロミュラン、クリンゴンの領事官を人質に取って反乱を起こしました。USS EnterpriseのKirk艦長たちは人質救出に向かいます。しかし、人質だと思われた領事官達はSybok側に寝返っていました。Sybokには特殊なマインドコントロール能力があるのです。

Sybokの狙いは、USS Enterprise号を乗っ取り、『神』が住む惑星Sha Ka Reeに行くことでした。Sha Ka Reeは銀河の中心に存在し、グレイトバリアに守られているので、到達不可能だと信じられていましたが、Sybokらはグレイトバリアを超えることに成功しました。

Sybok、Spock、Kirk、McCoy達は惑星Sha Ka Reeで『神』に遭遇します。しかし、神だと思われていた者は、実は?


Sybokのマインドコントロールは、深層心理に存在する精神的苦痛を解放して、その人に多幸感を与えるというものでした。一方、Kirk艦長は、苦痛や罪の意識を背負って生きていくことを選びます。自分の人生で背負った苦痛があるからこそ、今の自分があるのだという考え方です。

本作品はかなり大胆な設定だなと思いました。特に、キリスト教信者が過半数を占めるアメリカで、神や宗教を否定していると捉えかねないプロットですから。映画の最後に「神は銀河の彼方にいるのだろうか?」という問いかけに対し、Kirk艦長は自分の胸を指差して「神は人の心に中にいるんだ」と答えています。

宗教的色彩が強いせいか、北米での興行成績は思わしくなかったようです。さらに、ゴールデンラズベリーの最低作品賞、最低主演男優賞、最低監督賞を受賞しています。でも、私は楽しく視聴できました。Star Trekらしい良いテーマだと思います。


con: 詐欺師
conspire: 陰謀を企てる
consul: 領事
lookout: 見張り番
nip: ひと口、ひと飲み
outcast: 見捨てられた
puny: 取るに足りない
renegade: 裏切り者
settler: 開拓者
termite: シロアリ

《追記》
Sybokのマインドコントロールによって、惑星Nimbus IIIの住民は苦痛から解放され、至福・多幸感を感じてSybokに従うようになります。怪しげな宗教の教えも、辛い環境で生きている信者に多幸感を与えることがあります。麻薬もそうですが、結局は脳内ドーパミンの過剰放出なのかもしれません(苦笑)。
by PhotoEng | 2020-01-06 22:42 | スタートレック
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